夏に恋したクソビッチ💋

太陽と海と君が好き。

無茶苦茶な指導者…?

こんな事書くべきなのか分からないけど、なかなか無い体験だと思うから書いてみる。

 

 

 

 


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中学の頃にバレーボールを頑張ったおかげで、高校にはスポーツ特待生として入れた。

 

中学3年の終わりから、休みの日は高校に行って練習をするようになり、先輩達とも仲良くなった。

 

 

入学が決定した後(春休み期間くらいかな)練習試合に行ったとき、一人の先輩がかなり怒られて、中にジュースが残ったペットボトルで顔を叩かれてた。

 

 

もちろん、鼻血ブー

 

 

 

 

その後、監督がかけた言葉は

 

 

 

「鼻折れてへんか?」

 

 

 

 

 

 

 

なかなか見てるのが辛いのと、

"自分もこうされるのかな"

という恐怖が半端なかった。

 

 

 

他にも、お腹蹴られてたり、ビンタされて口の中切れてたり、ここまでするんや。って正直びっくりした。

 

もっとすごいのもよく目にしてたから、ある程度慣れてはいたけど、(こんなこと慣れるって、よくないね)やっぱり、あの大量の鼻血だけは忘れられない。

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、ある噂が部活内で回っていた。

 

 

 

 

 

 

 

【先生と先輩が、お付き合いしている】

 

 

 

 

 

 

たかが噂だったけど、やっぱり二人を見る目が変わる。

 

 

 

 

その先輩が蹴られたり殴られたりしてるのを見ると、

 

「どんな気持ちなんやろ」

 

っていつも思ってた。

 

 

 

 

 

 

 

それから、少しずつエスカレートしてついには朝練の一時間、二人で教官室から出てこなかった。

 

 

 

 

 

鍵はかかってる。

 

 

 

 

 

出てきた先輩の胸元に、少し白く濁った液体がついてた。

 

 

 

 

 

 

 

男と女の関係がチラチラ見える中、私はバレーボールに集中できなかった。

 

単純なパスが続かなくなったり。

 

 

それを見て、監督は私を呼び出した。

私は何も答えなかったが、本人は身に覚えがあったようで、自分から色々話してきた。

 

 

 

 

 

 

やっぱり、本当だったってそこではっきりした。

 

 

 

 

 

それから、ずっと監督が言う事を素直に聞けなくなった。

どこか反抗心というか、

 

"なんでこんな奴に指導してもらってるんやろ"

 

って言う気持ちでいっぱいだった。

 

 

 

 

ずっとそんな事を思いながら1年がたった。

 

 

 

 

先輩は卒業し、後輩ができた。

 

 

 

 

二学期に入った頃から、なかなか部活に監督が顔を出さなくなり、

 

「あいつ何してんねん。」

 

状態。なんとかチームでやっていった。

 

 

 

 

 

 

2年の春休み。

 

自分の高校で開催してる春の小さな大会があった。

 

 

そこで、初優勝。

 

 

 

主催してるにもかかわらず、初めての優勝。

みんなで喜んだ。

 

 

 

 

 

いつもどうり試合後に、チームで集合してミーティング。

 

 

 

その時に、監督がこの学校を去る事を聞かされた。

 

 

 

 

 

まさかのチーム全員号泣。

 

 

 

 

 

あれだけ無茶苦茶で、ひっかき回されたのに、あれだけ大キライだったはずなのに、なぜが自分も涙が止まらなかった。

 

 

 

 

 

バレーボールだけではなく、色んな事を教わった人だったのかも知れない。

 

 

 

 

立場、男と女、忍耐、嘘と本当。

 

みんなで勝つ喜び、みんなで悔し涙を流せる幸せ。

 

 

 

 

腹が立つ事も、ふと助けて貰ったこともあった。

 

 

 

 

 

そんな人も今は生きてるか死んでるかも分からない………

 

 

 

 

大変うざかったけど、今ではあの時期があって良かったと思ってる。

 


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